じしゃく【磁石】
狂言。遠江(とおとうみ)の某が、大津松本の市で人買いにだまされそうになって逃げるが、人買いが太刀を抜いて追いかけてくるので、自分は磁石の精だと名のって太刀を取り上げる。
じ‐せき【磁石】
⇒じしゃく(磁石)
じしゃく‐こう【磁石鋼】
永久磁石に用いられる特殊鋼。KS鋼・新KS鋼・MK鋼など。スピーカー・電気計器・継電器・発電機などに広く使われる。マグネット鋼。磁石合金。
じしゃく‐ごうきん【磁石合金】
⇒磁石鋼
磁石(じしゃく)に針(はり)
くっつきやすいことのたとえ。多く、男女の仲にいう。
じしゃく‐ばん【磁石盤】
円盤に方位の目盛りをし、中央に南北を指す磁針をとりつけたもの。
じしゅう‐よう【磁州窯】
中国河北省磁県を中心とする陶窯。また、そこで作られた陶器およびその作風をいう。起源は宋代で、掻き落とし法で白地に黒の文様を表したものをはじめ、種類が多い。
じ‐しん【磁心】
フェライトなどの磁性材料で作られたドーナツ状の小片。磁心記憶装置の記憶素子として使用。コア。磁気コア。
じ‐しん【磁針】
磁界の方向を指し示す針状の磁石。中央に支点を置いて、水平に自由に回転する。羅針。
じしん‐きおくそうち【磁心記憶装置】
磁心を用い、その残留磁束の向きを1と0に対応させ、情報を蓄える記憶装置。コアメモリー。