いそ【磯】
[名] 1 海・湖などの波打ち際。水際。特に、石の多い海岸。 2 波をかぶったり流れに洗われたりする岩石。 3 冠(かんむり)の縁(へり)の名。 4 琵琶・和琴(わごん)・箏(そう)の胴の側面...
いそ‐あけ【磯明け】
漁業の禁制が解かれること。また、その日。磯開き。
いそ‐あそび【磯遊び】
磯に出て遊ぶこと。特に、3月3日の節句前後の大潮のころに、海辺に出て潮干狩りや飲食をして一日を過ごす行事。磯祭り。浜下(はまお)り。《季 春》
いそ‐あわもち【磯粟餅】
腹足綱イソアワモチ科の軟体動物。海岸にすみ、藻を食べる。体長約5センチの長楕円形で、黄土色の背には多数のいぼがあり粟餅に似る。大きいいぼの先には感光器官がある。本州中部以南に分布。
いそ‐うお【磯魚】
磯の岩礁や藻場にすむ魚。
いそ‐かいめん【磯海綿】
イソカイメン科の海綿動物の一群。海岸の岩礁上に不規則に広がり、体表には管状の突出部が数多く並ぶ。ダイダイイソカイメン・クロイソカイメンなど。
いそ‐かげ【磯陰】
磯の、陰になって見えない所。
いそ‐がい【磯貝】
1 磯辺に打ち上げられた貝殻。特に、二枚貝が一片となって磯辺にあるもの。 2 アワビの別名。 3 スズメガイの別名。
いそ‐がき【磯牡蠣】
海岸の岩礁に付着する小形のカキ。こがき。しきめ。
いそ‐がく・る【磯隠る】
[動ラ四]海辺の岩の陰に隠れる。「見渡せば近きものから—・りかがよふ珠(たま)を取らずは止(や)まじ」〈万・九五一〉 [動ラ下二]に同じ。「うらめしや沖つ玉藻(たまも)を潜(かづ)くまで—...