なが‐がみしも【長上下/長裃】
江戸時代の武家の礼服。大名・高家(こうけ)・御目見(おめみえ)以上の旗本の通常礼服で、肩衣(かたぎぬ)の下に同じ色や模様の長袴(ながばかま)を着た。
ながさきぶらぶらぶし【長崎ぶらぶら節】
なかにし礼の小説。長崎の芸者と歴史研究家の無償の愛を描く。平成11年(1999)刊行。同年、第122回直木賞受賞。平成12年(2000)映画化。また、たびたび舞台化もされている。
ながし‐にわか【流し俄】
祭礼の夜などに、家々の門口や大道などで演じられた俄狂言。
なが‐ばかま【長袴】
裾が長く、後ろに引きずる袴。近世、直垂(ひたたれ)・大紋(だいもん)・素襖(すおう)・長上下(なががみしも)などの礼服に着用した。⇔半袴。
ながもち‐うた【長持歌/長持唄】
民謡の一。神事や婚礼のときに長持をかついで運ぶ人たちがうたう歌。拍子にはまらず、ゆっくりした節回し。
ナコーダ‐マスジッド【Nakhoda Masjid】
インド東部、西ベンガル州の都市コルカタにあるイスラム寺院。市街中心部に位置する。1926年に建立。シカンドラにあるアクバル廟を模した建物であり、赤い外壁と三つの緑色のドームと27本の尖塔をもつ。...
ナサリン【Nazarín】
ペレス=ガルドスの小説。1895年刊。迫害を受けながら巡礼の旅に出た神父の生き方を描く。1958年、ルイス=ブニュエル監督により映画化。
ナザレ【Nazaré】
ポルトガル西部、大西洋に面する港町。名称は、4世紀に聖職者がイスラエルのナザレから聖母像を持ち込んだことにちなむ。コスタ‐デ‐プラタの代表的な海岸保養地の一。海岸近くのプライア、丘の上にある旧市...
ナザレせいぼ‐だいせいどう【ナザレ聖母大聖堂】
《Basílica de Nossa Senhora de Nazaré》ブラジル北部、パラー州の都市ベレンにある聖堂。20世紀初頭、ゴム景気の財によりバチカンのサンピエトロ大聖堂を模して建造。...
なち‐ひまつり【那智火祭】
和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町の熊野那智大社で7月14日に行われる祭礼。那智の滝へ向かう扇神輿(おうぎみこし)を途中で大松明(たいまつ)が迎え、神輿を火で清める。田楽なども演じられる。...