ちわ‐ぶみ【痴話文】
恋心をしたためた手紙。恋文。艶書(えんしょ)。「博士論文よりは恋の—」〈魯庵・社会百面相〉
ちんぎんききん‐せつ【賃金基金説】
J=S=ミルによって完成された賃金理論。ある社会において賃金の支払いに充てられる賃金基金は一定であり、賃金基金の増大または労働者数の減少なしには賃上げは不可能という説。
枕席(ちんせき)に侍(はべ)・る
女性が男性と共寝する。枕席を薦(すす)む。枕席に侍(じ)する。「尤も老人の事じゃから—・らすわけではないが」〈魯庵・社会百面相〉
ちん‐と
[副] 1 ととのっているさま。きちんと。「家の様子も…—致しておりまする」〈紅葉・二人女房〉 2 とりすましたさま。つんと。「奥様方は人形のように—冷(すま)して」〈魯庵・社会百面相〉
ちん‐ろうどう【賃労働】
資本主義社会で、生産手段を所有していない労働者が自己の労働力を生産手段をもつ資本家に一つの商品として売り、その代価として賃金を受け取る労働の形態。賃金労働。
つい‐ほう【追放】
[名](スル) 1 不要または有害なものとして、その社会から追い払うこと。「悪書を—する」 2 危険人物または不法入国者を国外に退去させること。 3 公職・教職などからしりぞけ、それらへの就職を...
つう‐げん【通言】
1 世間一般に行われている言葉。とおりことば。通語。 2 遊里など、特定の土地・社会で使われている言葉。通語。つうごん。
つう‐ご【通語】
1 「通言(つうげん)1」に同じ。 2 「通言2」に同じ。「何とか此の社会の—の一つも振り廻してやろうと」〈荷風・すみだ川〉
つう‐しょ【通所】
[名](スル)老人福祉センター、身体障害者福祉センター、保育所などの社会福祉施設に養育・療育・介護・リハビリ・更生を目的に通うこと。→入所
つうしょう‐だいひょうぶ【通商代表部】
社会主義国が国営貿易の業務を行うため外国に設置する出先機関。その職員には原則として外交特権が認められる。