どうとく‐かがく【道徳科学】
《(フランス)science des mœurs》道徳的規範・義務・権利など道徳意識の内容を社会的事実とみて実証的に研究し、その法則性を知ろうとする科学。フランスの社会学者レビ=ブリュールが提唱。
どうとく‐きょういく【道徳教育】
社会の成員としての道徳的判断力・態度や行動様式を身につけさせるための教育。徳育。
どうとく‐しゃかいがく【道徳社会学】
道徳現象を社会現象としてとらえ、社会学的方法によって研究しようとする立場。デュルケームによって社会学の一分野として位置づけられ、レビ=ブリュールらに継承された。
どうみゃく‐さんぎょう【動脈産業】
天然資源を採取・加工し、製品を製造・流通・販売する産業。経済や社会の発展に必要な商品を供給する役割を果たしていることから、これを動物の循環系で酸素や栄養分を運ぶ動脈になぞらえたもの。→静脈産業
どう‐よう【動揺】
[名](スル) 1 ゆれ動くこと。「強風で船体が—する」 2 心や気持ちがゆれ動くこと。平静を失うこと。「事故の知らせに—する」 3 社会などが秩序を失い乱れること。「政界が—する」
どうるい‐いしき【同類意識】
他者を自己と同類であると認める意識。米国の社会学者ギディングスは、これを社会的結合の本質をなすものとした。
どくりつ‐ぎょうせいほうじん【独立行政法人】
政府の行政活動から一定の事務・事業を分離し、担当する機関に独立の法人格を与えて、実務の効率化等を図る制度。国民生活・社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務・事業ではあ...
どくりつひょうろん【独立評論】
山路愛山が発刊した個人雑誌。明治36年(1903)1月創刊。国家社会主義を主張する愛山の政治評論、歴史論などを掲載。大正5年(1916)廃刊。
ど‐ぐう【土偶】
1 土をこねって作った人形。つちにんぎょう。 2 粘土を材料として焼きあげた人形。東ヨーロッパでは旧石器時代にさかのぼるが、世界的には新石器時代以降の農耕社会に多い。日本では縄文時代を特色づける...
どれい‐せい【奴隷制】
奴隷を生産労働の主な担い手とする社会制度。原始社会に次ぐ古代社会に一般的に認められ、ギリシャ・ローマの社会に典型的にみられる。