あそうぎ【阿僧祇】
《(梵)asaṃkhyaの音写。無数・無央数と訳す》 1 数えられないほどの大きな数。 2 数の単位。10の56乗。一説に、10の64乗。→位(くらい)[表]
ぎ【祇】
[人名用漢字] [音]ギ(呉) 土地の神。くにつかみ。「神祇(じんぎ)・天神地祇」 [補説]「祗候(しこう)」の「祗」は別字。 [名のり]けさ・のり・まさ・もと [難読]祇園(ぎおん)
くに‐つ‐かみ【国つ神/地祇】
天孫降臨以前からこの国土を治めていた土着の神。地神。→天(あま)つ神「僕(あれ)は—、大山津見の神の子ぞ」〈記・上〉
じん‐ぎ【神祇】
1 天の神と地の神。天神地祇。 2 ⇒神祇歌(じんぎか)
そうぎ【僧祇】
1 《(梵)Mahā-sāṃghikaの音写「摩訶僧祇」の略》仏滅の約100年後、僧団分裂によって結成された進歩的な大衆部(だいしゅぶ)のこと。上座部に対する。 2 仏教を修行する出家の集団。→...
ち‐ぎ【地祇】
地の神。国土の神。国つ神。⇔天神。
てんじん‐ちぎ【天神地祇】
天つ神と国つ神。すべての神々。一般に、天神は高天原(たかまがはら)に生まれた神、あるいは葦原の中つ国に天降った神、地祇はこの国土の神とされる。
やま‐つ‐み【山祇】
山の霊。山の神。「たたなはる青垣山—の奉(まつ)る御調(みつき)と」〈万・三八〉