じゅういちめんかんぜおん‐ほう【十一面観世音法】
密教で、十一面観世音を本尊として、除病・滅罪・求福・息災などを祈る修法(ずほう)。
十字(じゅうじ)を切(き)・る
キリスト教徒が神に祈るとき、手で胸の上に十字形を描く。「ひざまずいて—・る」
じゅ‐がん【呪願】
《「しゅがん」とも》法会または食事の時に、施主の願意を述べ、幸福などを祈ること。また、その祈願の文章。
じょうとう‐しき【上棟式】
家屋建造の際、棟木を上げるにあたり、大工の棟梁(とうりょう)などが神を祭り、新屋の安全を祈る儀式。棟上げ式。建前(たてまえ)。上棟祭。
すが‐ぬ・く【菅貫く/菅抜く】
[動カ四]夏越(なご)しの祓(はらえ)のために菅貫(すがぬき)をくぐる。また、菅貫を首にかける。「ちとせまで人なからめや六月(みなづき)の三たび—・き祈るみそぎに」〈堀河百首〉
すべら‐がみ【皇神】
「すめかみ」に同じ。「たきつ瀬に木綿(ゆふ)かけ祈る—今日のなごしに岩戸あくらん」〈夫木・九〉
せいもん‐ばらい【誓文払い】
10月20日に、京都四条寺町の誓文返しの神、官者殿(かじゃでん)(冠者殿)に商人や遊女が参詣し、商売上やむをえずついたうその罪を払い、神罰を免れるように祈る風習。京阪地方ではこの日を含めた数日間...
せつ【切】
[形動][文][ナリ] 1 心をこめてするさま。ねんごろ。せち。「平和への—なる願い」「—に健闘を祈る」 2 身にしみて強く感じるさま。せち。「またなによりも—なりしは、大雪降って寒かりしに、秘...
そせん‐すうはい【祖先崇拝】
祖先や祖霊に対する信仰。子孫や一族の加護を祈るのが一般的形態。その集団の結束を固めるのにも役立つ。日本をはじめ、東アジア・アフリカ・古代ヨーロッパなどに見られる。
そ‐どう【祖道】
1 旅立ちのとき、道祖神を祭って道中の安全を祈ること。また、旅立つ者を送る宴。「—の筵(えん)を張ろうって催しだ」〈魯庵・くれの廿八日〉 2 祖師の示した教え。