きねんこく‐ほうへい【祈年穀奉幣】
平安時代から室町時代にかけて、その年の豊作を祈って、伊勢神宮・賀茂神社・春日神社など近畿の有力な22の神社に奉幣した儀式。2月と7月の吉日に行った。
き‐ぼう【祈望】
[名](スル)祈り願うこと。強く願望すること。「同君再び来会の時あるを—するは」〈森有礼・明六雑誌三〇〉
きねん‐さい【祈年祭】
⇒としごいのまつり(祈年祭)
としごい‐の‐まつり【祈年祭】
奈良・平安時代、陰暦2月4日に神祇官・国庁で五穀豊穣を祈り行った祭。祈年祭。
ねぎ‐か・く【祈ぎ掛く/祈ぎ懸く】
[動カ下二]神仏に祈願をかける。「—・くる比叡(ひえ)の社(やしろ)のゆふだすき草のかき葉もことやめてきけ」〈拾遺・神楽歌〉
ねぎ‐ごと【祈ぎ事/願ぎ事】
神仏に祈願する事柄。願い事。「若き男女の—の成就したる御礼の印だ」〈木下尚江・良人の自白〉
ね・ぐ【祈ぐ】
[動ガ四]祈願する。いのる。「いその神ふりにし恋のかみさびてたたるに我は—・ぎぞかねつる」〈拾遺・恋四〉
のま‐く【祈まく】
《動詞「の(祈)む」のク語法》祈ること。「手向けの神に幣(ぬさ)まつり我(あ)が乞ひ—」〈万・四〇〇八〉
の・む【祈む】
[動マ四]頭を下げて祈る。「かくなやまし苦しめ給ひし時に、—・み白(まを)ししく」〈記・上〉