はふり【祝】
《罪やけがれを放(はふ)り清める意》神社に属して神に仕える職の一。ふつう神主・禰宜(ねぎ)より下級の神職をいう。
はふり‐こ【祝子】
「祝(はふり)」に同じ。「—が木綿(ゆふ)うちまがひ置く霜はげにいちじるき神のしるしか」〈源・若菜下〉
はふり‐べ【祝部】
「祝(はふり)」に同じ。
ほかい【祝ひ/寿ひ】
《後世は「ほがい」》 1 言葉でいわうこと。また、祝い言。ことほぎ。〈黒本本節用集〉 2 「乞児(ほかいびと)」の略。「—が詠(うた)ふ二首」〈万・三八八五・題詞〉
ほか・う【祝ふ/寿ふ】
[動ハ四]《動詞「ほ(祝)く」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語から。後世「ほがう」とも》よい結果が得られるように唱え、神に祈る。また、祝福する。ことほぐ。「松のにはかに枯れけるを—・ひ...
ほき‐うた【祝歌/寿歌】
《後世は「ほぎうた」》祝ってうたう歌。「此は—の片歌なり」〈記・下〉
ほき‐くるお・す【祝き狂ほす】
[動サ四]熱烈にさまざまに祝福する。踊り狂って祝う。「少名御神(すくなみかみ)の神寿(かむほ)き—・し」〈記・中・歌謡〉
ほき‐もとお・す【祝き回す】
[動サ四]踊り回って祝福する。「豊寿(とよほ)き—・し献(まつ)り来し御酒(みき)ぞ」〈記・中・歌謡〉
ほぎ‐ごと【祝事】
祝いの行事。祝いごと。
ほぎ‐ごと【祝言/寿言/祝詞】
祝って言う言葉。祝福の言葉。