せいじゃく‐しゅぎ【静寂主義】
自己の意志や行為を否定し、神にすべてをゆだねて心の安静を得ようとする精神的態度。狭義には、17世紀、外面化した教会に対し、信仰の内面化を求めて生じたカトリック教会内の神秘主義的傾向をいう。スペイ...
せいバーフ‐だいせいどう【聖バーフ大聖堂】
《Sint Baafskathedraal》ベルギー北西部の都市ヘントにある聖堂。12世紀に建造がはじまり、16世紀に完成。ロマネスク様式とゴシック様式の特徴をもつ。ファン=アイクの祭壇画「神秘...
セマー【(トルコ)sema】
スーフィズム(イスラム神秘主義)のメウレウィー教団における修行の一つ。スカート状の白い衣服をつけ、音楽に合わせて回転を続ける踊り。旋舞(せんぶ)。
タムグルート【Tamegroute】
モロッコ南東部の村。ドラア川が刻む谷間に位置する。イスラム教の聖人ムハンマド=ベンナサイルの霊廟があり、イスラム神秘主義教団の本拠地となっている。陶器の生産が盛ん。
たん‐きゅう【探究】
[名](スル)物事の意義・本質などをさぐって見きわめようとすること。「真理の—」「生命の神秘を—する」
ち【霊】
[語素]自然の事物などの名詞の下に付いて、それが神秘的な力をもつ意を表す。「いかず—(雷)」「おろ—(大蛇)」「みず—(水霊)」
ちょう‐しぜん【超自然】
自然界の法則をこえた、理論的に説明のつかない神秘的なもの。「—現象」
ツファット【Tsfat】
イスラエル北部、ガリラヤ地方の都市。アラビア語名サフェド。16世紀、オスマン帝国時代にスペインから逃れたユダヤ人が居住し、ユダヤ教神秘主義カバラの中心地になった。ユダヤ教の四大聖都の一つに数えら...
てん‐き【天機】
1 造化の秘密。天地自然の神秘。 2 生まれつきの才能。 3 天子の機嫌。天気。「—を窺い給うべきを夫等(それら)の御沙汰あらざるは」〈染崎延房・近世紀聞〉
デミアン【Demian】
ヘッセの長編小説。1919年、匿名で発表。主人公シンクレールが、神秘的な少年デミアンを通して真の自己を発見していく過程を描く。