さごろも‐の‐だいしょう【狭衣大将】
狭衣物語の主人公。帝の弟、堀河大臣の子。容姿・学芸ともにすぐれた貴公子で、源氏宮など多くの女性と恋愛のすえ、神託によって帝位につく。
さとし【諭し】
1 さとすこと。説諭。 2 神仏のお告げ。神託。「神のお—がある」「この雨風、いとあやしき、物の—なり」〈源・明石〉
じつ‐じ【実事】
1 本当のこと。実際のこと。事実。「今聞得たる神託が、若(も)し—にてあらんには」〈竜渓・経国美談〉 2 (副詞的に用いて)本当に。まことに。「人目—面目なし」〈盛衰記・三四〉
たく【託】
[常用漢字] [音]タク(呉)(漢) [訓]かこつける かこつ ことづける 1 他にあずける。ゆだねる。「託送・託児所/依託・委託・寄託・供託・結託・受託・嘱託・信託・請託・負託」 2 他の事に...
たく‐せん【託宣】
[名](スル)神仏が人にのりうつったり夢の中に現れたりして、その意志を告げること。また、そのお告げ。神託。→御託宣(ごたくせん)
テミス【Themis】
《掟の意》ギリシャ神話で、法の女神。ウラノスとガイアの娘で、ゼウスの二度目の妻。また、予言の女神で、デルフォイに神託所をもち、アポロンにその術を授けた。
ディディマ【Didyma/ίδυμα】
小アジアにあったイオニア人の聖域。現在のトルコ西部の町ディディムにあり、古代都市ミレトスの南約20キロメートルに位置する。イオニア人が定住する以前から地神の神託所が存在し、紀元前8世紀から前6世...
デルフォイ【Delphoi】
ギリシャ中部、パルナソス山麓にあった古代都市。アポロンの神殿があり、その神託は大きな影響力をもったが、ローマ帝国期キリスト教が国教となると禁止され廃墟となった。1987年、世界遺産(文化遺産)に...
ドドニ‐いせき【ドドニ遺跡】
《Dodoni/Δωδώνη》ギリシャ北西部、イピロス地方の都市イオアニナ近郊にある遺跡。古代名ドドナまたはドドネ。紀元前8世紀には既に存在したと考えられ、同国最古のゼウスの神託所があった場所と...
まくら‐がみ【枕神】
夢枕に立つ神。夢の中に現れて神託を告げる神。