かみがみのいただき【神々の山嶺】
夢枕獏による山岳小説。エベレストの無酸素登頂に挑む男の姿を描く。平成6年(1994)から平成9年(1997)にかけて「小説すばる」誌で連載。第11回柴田錬三郎賞受賞。漫画化、映画化作品もある。
かみがみのしゅくえん【神々の祝宴】
《原題、(イタリア)Festino degli Dei》ジョバンニ=ベリーニの絵画。カンバスに油彩。縦170センチ、横188センチ。酒神バッカスの宴を描いたもの。ベリーニ最晩年の作品であり、ドッ...
かみがみのたいわ【神々の対話】
《原題、(ギリシャ)Theōn Dialogoi》2世紀ごろ、シリアで生まれたギリシャの作家、ルキアノスの著作。対話形式の短編作品集。ギリシャ神話の神々が機知に富んだ会話を繰りひろげる風刺的内容...
かみがみのたそがれ【神々の黄昏】
《原題、(ドイツ)Götterdämmerung》ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」4部作の4作目にあたる作品。ジークフリートの死とブリュンヒルデの自己犠牲、および神々の世界の終焉を描く。
かみがみのびしょう【神神の微笑】
芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)1月、雑誌「新小説」に発表。宣教師オルガンティノと日本の霊を名乗る老人のやり取りを通じ、日本におけるキリスト教受容の特殊性を描く。
かみがみのふかきよくぼう【神々の深き欲望】
今村昌平監督・脚本による映画の題名。昭和43年(1968)公開。沖縄の孤島を舞台に、因習と近代化の狭間で翻弄される人々の姿を描く。出演、三国連太郎、河原崎長一郎、嵐寛寿郎ほか。第42回キネマ旬報...
かみがみのまいそう【神々の埋葬】
山田正紀の長編SF小説。昭和52年(1977)刊行。第4回角川小説賞受賞。
かみがみのむら【神々の村】
石牟礼道子による長編小説。水俣病の現実を描いた「苦海浄土」三部作の第2部にあたる。1970〜1980年代にかけて断続的に季刊誌「辺境」に連載されていたが中断。改稿を経て、石牟礼道子全集として平成...
かみがり【神狩り】
山田正紀の小説。昭和49年(1974)「S-Fマガジン」誌7月号に掲載された著者のデビュー作。
かみき‐づき【神来月】
《前月に出雲大社に集まった神々が帰って来る月の意》陰暦11月のこと。かみかえりづき。