きん‐ばつ【禁伐】
山林などの樹木の伐採を禁止すること。「—林」
きん‐ぴ【禁秘】
1 堅く秘密にして、決して見せないこと。 2 宮中の秘密。
きんぴしょう【禁秘抄】
鎌倉時代の有職故実(ゆうそくこじつ)書。3巻。順徳天皇著。承久3年(1221)ごろ成立。宮中の行事・故実・制度などを漢文で解説したもの。禁中抄。建暦御記。順徳院御抄。
きん‐ぺい【禁兵】
禁裏を守護する兵。近衛兵(このえへい)。
きん‐ぽう【禁方】
秘密の方術。特に、薬の処方についていった。
きん‐ぽう【禁法】
禁制の法令。法度(はっと)。禁令。
きん‐もつ【禁物】
1 してはならない物事。また、しないほうがよい物事。「病気に酒は—だ」「油断は—」 2 好ましくないもの。嫌いなもの。「百姓は春のじとじと降り続く雨が—だと書いてあるよ」〈宇野浩二・苦の世界〉
きん‐もん【禁門】
1 禁裏の門。転じて、皇居。禁中。 2 警戒が厳重で容易に出入りのできない門。
きんもん‐の‐へん【禁門の変】
⇒蛤御門(はまぐりごもん)の変
きん‐や【禁野】
天皇の狩り場として、一般人の狩猟を禁じた野。標野(しめの)。大和の宇陀野、河内の交野(かたの)など。 [補説]狂言の曲名別項。→禁野