きつね‐ふく【狐福】
《「きつねぶく」とも》思いがけないしあわせ。僥倖(ぎょうこう)。「大黒殿の袋を拾ふか、—ならん」〈浮・二十不孝・三〉
けい‐ふく【慶福】
めでたいこと。幸い。
けい‐ふく【景福】
非常な幸福。
こう‐ふく【幸福】
[名・形動]満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと。また、そのさま。しあわせ。「—を祈る」「—な人生」「—に暮らす」 [派生]こうふくさ[名]
こくみん‐そうこうふく【国民総幸福】
国民の幸福度を示すとされる指標。国民総生産(GNP)になぞらえた言葉。1972年、ブータン国王が経済的・物質的な豊かさよりも心の豊かさを重視すべきとして提唱。国民の一部から生活への満足度などを聞...
こくり‐みんぷく【国利民福】
国家の利益と国民の幸福。
ご‐せいふく【御清福】
⇒清福2
ご‐ふく【五福】
《「書経」洪範から》人としての五つの幸福。寿命の長いこと、財力の豊かなこと、無病息災であること、徳を好むこと、天命を全うすること。
ご‐ふく【御福】
「福(ふく)2」に同じ。「鞍馬の大悲多聞天(だいひたもんてん)の—を主殿(しうどの)に参らせたりや」〈虎明狂・鞍馬参〉
最大多数(さいだいたすう)の最大幸福(さいだいこうふく)
ベンサムの用語。できるだけ多くの人々に最大の幸福をもたらすことが善であるとする説。→功利主義