あきづき‐の‐らん【秋月の乱】
明治9年(1876)10月、旧秋月藩士、宮崎車之助(みやざきしゃのすけ)らが起こした反乱。政府の対韓政策を批判して、熊本の神風連(じんぷうれん)の乱に呼応して挙兵したが、小倉鎮台兵に鎮圧された。
あき‐づ・く【秋付く】
[動カ四]秋の気配が感じられるようになる。秋めく。「—・けば尾花が上に置く露の消(け)ぬべくも我は思ほゆるかも」〈万・一五六四〉
あき‐でみず【秋出水】
秋の大水。《季 秋》「音も無く殖えて悲しや—/虚子」
あき‐なす【秋茄子】
秋の末になるナス。小粒で実がしまり、甘みがある。あきなすび。《季 秋》
秋茄子(あきなす)は嫁(よめ)に食(く)わすな
秋なすは特に味がよいので、憎い嫁に食わすなの意で、しゅうとめの嫁いびりをいったもの。一説には、からだが冷えるので大切な嫁に食わすなの意とも。また、種子が少ないので、子種が少なくなるから嫁に食わす...
あき‐なり【秋成り】
収穫の一部をあてる秋の年貢。
あきに【秋に】
《原題、(ノルウェー)Im Herbst》グリーグの管弦楽曲。1866年作曲、1888年改訂。歌曲集「九つのロマンスと歌」の第1集第4曲である「秋のあらし」を、演奏会用序曲に編曲した作品。
あき‐にゅうがく【秋入学】
秋季に学校に入学する制度。 [補説]日本では国の会計年度に合わせた4月入学制が定着しているが、国際的には9月入学が一般的。
あき‐にれ【秋楡】
ニレ科の落葉高木。本州中部以西に分布。葉は楕円形で縁に切れ込みがあり、堅い。秋に黄色の小花をつける。街路樹・盆栽とし、材は挽(ひ)き物細工などに使用。いしけやき。かわらけやき。
あき‐の‐いろ【秋の色】
秋らしい風物の感じ。秋光。秋景色。《季 秋》「—ぬかみそつぼもなかりけり/芭蕉」