いわ‐かがみ【岩鏡】
イワウメ科の常緑多年草。深山に自生。高さ約10センチ。根元から多数出る葉は、円形で縁にぎざぎざがある。夏、花びらの先が細かく裂けた淡紅色の花を数個開く。
いわ‐がに【岩蟹】
イワガニ科のカニ。甲幅3センチくらいで、紫黒色の地に緑色の縞(しま)がある。北海道南部から南の岩礁に分布。あぶらがに。十脚目イワガニ科にはモクズガニ・イソガニ・アカテガニなども含まれる。
いわ‐が‐ね【岩が根/石が根】
1 イラクサ科の落葉低木。暖地に自生し、高さ約2メートル。枝は斜めに伸び、暗紫色。葉は長楕円形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。雌雄異株。小花が球状に群がってつく。胡椒木(こしょうぼく)。やぶま...
いわがね‐ぜんまい【岩根薇】
イノモトソウ科の常緑、多年生のシダ。山野に生え、高さ0.6〜1.4メートル。葉は羽片が七、八対つき、葉脈は二股に分かれ、平行している。胞子嚢(ほうしのう)は葉の裏面の葉脈に沿って線状につく。
いわがね‐そう【岩根草】
イノモトソウ科の常緑、多年生のシダ。山野に生え、高さ0.6〜1.2メートル。葉は長い葉柄をもち、細長い羽片が3〜5対つき、葉脈は網目状。胞子嚢(ほうしのう)は葉の裏面全体につく。
いわ‐がらみ【岩絡】
アジサイ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山地に生え、気根を出して岩や他の木をよじのぼる。葉は卵円形で縁にぎざぎざがある。夏、白い小花が集まってつく。
いわ‐ぎきょう【岩桔梗】
キキョウ科の多年草。本州中部以北の高山に自生。高さ約10センチ。葉は線形で先がとがり、縁に粗いぎざぎざがある。夏、紫色の釣鐘形の花を1個開く。
いわぎり‐そう【岩桐草】
イワタバコ科の多年草。近畿以西に分布。岩壁に生え、高さ12〜15センチ。全体に軟毛が密生。葉は長い柄があり、厚く、広卵形。夏、紫色の花を10個ほど開く。
いわし【鰯/鰮】
1 ニシン科のマイワシ・ウルメイワシやカタクチイワシ科のカタクチイワシなどの海水魚の総称。ふつうはマイワシをさす。暖流に乗って回遊し、産卵期には近海に集まる。食用のほか、油をとったり、肥料や飼料...
いわし‐くじら【鰯鯨】
ナガスクジラ科のヒゲクジラ。全長17〜20メートル。北太平洋・北大西洋と南氷洋に分布。日本近海にも多い。イワシなどの小魚を捕食。