あおば‐はごろも【青翅羽衣】
半翅(はんし)目アオバハゴロモ科の昆虫。前翅は淡緑色、後ろ翅は乳白色。広葉樹の樹液を吸う。幼虫は白色の蝋(ろう)物質を分泌し、「しらこばば」とよばれる。
あお‐びゆ【青莧】
ヒユ科の一年草。道端に生え、高さ1〜2メートル。葉はひし形に近い長卵形。夏の終わりに、緑色の小花を穂状につける。熱帯アメリカ原産で、日本には明治時代に渡来。あおげいとう。
あお‐まつむし【青松虫】
マツムシ科の昆虫。体長約2.5センチで、全体に緑色。樹上で暮らし、秋にリーリーと甲高い声で鳴く。原産地は中国大陸の南岸といわれる。明治期に渡来、帰化。
あお‐みず【青みず】
イラクサ科の一年草。湿地に自生。高さ30〜50センチ、茎はみずみずしい緑色をしている。葉は卵形で縁に粗いぎざぎざがあり、対生。秋、淡緑色の小花が集まって咲く。
あお‐みどろ【青味泥/水綿】
ホシミドロ科の緑藻の総称。水田・沼・池などに、長さ1メートルに及ぶ濃緑色の糸状体をつくり、もつれあって浮かぶ。《季 夏》「—浮巣の卵孵(かへ)らむと/誓子」
あおめ‐えそ【青眼狗母魚】
アオメエソ科に属する海水魚。胴体は円筒形で細長い。体長は10〜15センチ。本州中部以南の水深100〜300メートルで漁獲される。目が大きく、反射光で黄緑色に光って見えるため「メヒカリ」の別名があ...
あお‐もじ【青文字】
クスノキ科の落葉小高木。葉は両端がとがった楕円形で、樹皮とともに香りがある。春、淡黄色の小さな花が咲く。実は球形で黒く熟す。
あおやぎ‐そう【青柳草】
シュロソウ科の多年草。本州中部以北の山地に自生。高さ50〜90センチ。葉は細長い楕円形。夏、緑色または淡紫色の花が円錐状につく。根茎は有毒。
あおり‐いか【障泥烏賊】
ジンドウイカ科のイカ。胴長約45センチ。ひれは胴の左右全体に及び、幅広い。名は、ひれを動かすさまを障泥に見立てたもの。食用。みずいか。もいか。
あ‐か【亜科】
生物分類学上の単位の一。必要な場合に、科と属の間に設けられる。バラ科をバラ亜科・シモツケ亜科・ナシ亜科・サクラ亜科に分けるなど。