出典:gooニュース
トランプ米大統領、不法移民対策トップを交代 強制退去進まず更迭か
米トランプ政権は21日、不法移民の取り締まりなどを担う移民税関捜査局(ICE)のトップを交代させた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、不法移民の強制退去が思うように進まないことに政権内で不満が出ており、事実上の更迭とみられる。 交代が決まったのは、ICEのビッテロ長官代行。ICE長官は空席が続いており、長官代行がトップにあたる。
不法移民追放、前政権の7割弱 不満のトランプ氏、責任者を更迭
トランプ氏は就任初日、不法移民の流入阻止に向けて国境に関する国家非常事態を宣言し、米軍機で中米諸国などに移民を国外追放するなど対策を推進している。
トランプ政権、不法移民対策の担当トップを解任 不満の表れか
トランプ氏は2024年大統領選で、不法移民対策を最大の争点に掲げ、返り咲きを果たした。メキシコとの国境地帯の警備を強化しており、ホワイトハウスは「2年前には毎日約1500人の不法移民が国境付近で拘束されていたが、新政権発足後は毎日80人程度だ」と成果をアピールしている。ただ、国内にいる不法移民の拘束・追放は思惑通りに進んでおらず、トランプ氏も不満を漏らしていると報じられている。
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