はたけ‐いね【畑稲】
陸稲(おかぼ)のこと。
はな‐しね【花稲】
神に供えるため米を紙に包み、木の枝などに結びつけたもの。「山桜吉野詣での—を尋ねん人の袖に包まん」〈夫木・四〉
ばん‐とう【晩稲】
遅く実る稲。おくて。
み‐しね【御稲】
稲(いね)の美称。「—つく女(をみな)のよさ」〈神楽・細波〉
もち‐いね【糯稲】
糯米(もちごめ)がとれる稲。
ゆきあい‐の‐わせ【行き合ひの早稲】
夏から秋へ移り変わるころの早稲。「娘子(をとめ)らに—を刈る時になりにけらしも萩の花咲く」〈万・二一一七〉
りく‐とう【陸稲】
畑に栽培する稲(いね)。おかぼ。《季 秋》⇔水稲。
わさ【早稲/早】
《「わせ」の交替形》他の名詞の上に付いて複合語をつくり、早熟の稲、または、早熟の意を表す。「—田」「—瓜」「—物」
わせ【早稲/早生】
1 (早稲)早くに成熟する品種の稲。8月に穂が出て9月には刈りとられる。《季 秋》「—の香や分け入る右は有磯海/芭蕉」→晩稲(おくて) →中手 2 (早生)同種の作物の中で早く成熟するもの。「—...