ひと‐だち【人立ち】
[名](スル)人が群がって立つこと。人だかり。「西洋人と話していると必(きっ)と三人や四人は—がしますからネエ」〈魯庵・社会百面相〉
ひと‐にたち【一煮立ち】
[名](スル)料理で、鍋に入れた湯や水、煮汁などに熱を加えて短時間、軽く沸き立たせること。「—したら弱火にし、そのまま10分程度煮る」
ひとり‐だち【独り立ち】
[名](スル) 1 他の助けを借りずに自分ひとりの力で立つこと。「乳児が—するようになる」 2 他の助力なしに、自分の力だけで仕事や生活をしていくこと。独立。「修業を終えて—する」 3 ひとりず...
ほ‐だち【穂立ち】
稲の穂が出ること。また、その稲穂。「我が蒔(ま)ける早稲田(わさだ)の—作りたる縵(かづら)そ見つつ偲はせ我が背」〈万・一六二四〉
ほばしら‐だち【帆柱立ち】
まっすぐ立つこと。「—につっ立ちしはただ木像の如くなり」〈浄・松風村雨〉
ぼう‐だち【棒立ち】
1 棒のようにまっすぐに突っ立っていること。「驚きのあまり—になる」 2 馬などが前脚を上げて後脚だけで立ち上がること。
まえ‐だち【前立ち】
1 前に立っているもの。特に、厨子(ずし)などの中の本尊の前に安置される仏像。御(お)前立ち。 2 世間に対する名義上、表面に立てる人。まえだて。「揚巻の—白酒の粕兵衛といふ者」〈伎・助六〉
むら‐だち【群立ち/叢立ち】
むらだつこと。「立田山松の—なかりせばいづくかのこる緑ならまし」〈千載・秋下〉
め‐だち【芽立ち】
草木の芽が出ること。また、その芽。芽出し。《季 春》「からまつの—女が栗鼠(りす)見付く/林火」
めはな‐だち【目鼻立ち】
目や鼻のかっこう。顔立ち。「—の整った顔」