たち‐やま【立山】
富山県の立山(たてやま)の古称。「—に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神(かむ)からならし」〈万・四〇〇一〉
たて‐やま【立山】
富山県東部にある山。数峰からなり、大汝山(おおなんじやま)は標高3015メートル、雄山(おやま)は2992メートル。立山黒部アルペンルートが通じる。古来、山岳信仰が盛ん。古称、たちやま。
たてやまくろべ‐アルペンルート【立山黒部アルペンルート】
富山県富山市の電鉄富山駅と長野県大町市の信濃大町駅を結ぶ観光ルート。鉄道・バスのほかケーブルカー・トロリーバス・ロープウエーを利用して立山を横断する。弥陀ヶ原や黒部湖などの景勝地がある。
たてやま‐ぶし【立山節/館山節】
俗曲・端唄。もとは富山県立山地方の民謡で、明治28年(1895)ごろ東京の花柳界で流行、全国に広まった。