たち‐しょうべん【立(ち)小便】
[名](スル)道端などで、立って小便をすること。たちしょん。
たち‐しょん【立ちしょん】
[名](スル)《「しょん」は「小便(しょんべん)」の略》「立ち小便」に同じ。
たち‐じに【立ち死に】
立ったままの姿勢で死ぬこと。立ち往生。「矢七つ八つ射立てられて、—にこそ死ににけれ」〈平家・七〉
たち‐すがた【立(ち)姿】
1 立っている姿。 2 舞いをする姿。舞い姿。「久しうこなたの御—を拝見致しませぬによって」〈虎寛狂・比丘貞〉
たち‐すくみ【立ち竦み】
《「たちずくみ」とも》 1 立ったまま動けなくなること。「其処に—になった」〈森田草平・煤煙〉 2 「仏」をいう斎宮の忌み詞。「三宝の名をも正しく言はず。仏をば—」〈沙石集・一〉
たち‐すく・む【立ち竦む】
[動マ五(四)] 1 恐ろしさや驚きなどで、立ったまま動けなくなる。「事故現場を目撃して—・む」 2 身動きしないで、立ちつづける。「腰痛きまで—・み給へど」〈源・宿木〉
たち‐ずみ【立(ち)炭】
三炭(さんたん)の一。夜咄(よばなし)の茶事で、ひと通りの茶事が終わったあと、客をもう少しひきとめる意味で、亭主が炉に二つ三つの炭をつぎたすこと。これを機会に客は席を立つ。止め炭。
たち‐せき【立(ち)席】
1 劇場やホールなどで、立ったまま観覧する場所。立ち見席。 2 座席指定の乗り物に、座る席がない状態で乗ること。また、その場所。
たち‐そ・う【立(ち)添う】
[動ワ五(ハ四)] 1 離れないでそばにいる。よりそう。つきそう。「恋人の影も—・う」〈鏡花・歌行灯〉 2 ある状態に他のものが付け加わる。「御匂の—・ひたれば」〈源・蛍〉 3 人のあとを追って...
たちそば‐の【立ち柧棱の】
[枕]ソバノキの実が小さく少ないところから、「実のなけく」にかかる。「肴(な)乞(こ)はさば—実のなけくを」〈記・中・歌謡〉