りゅうび‐どう【竜尾道】
平安京大極殿の竜尾壇に上る東西2本の通路。たつのおのみち。 中国、唐の含元殿の前庭にあった石畳の歩道。竜の尾のごとく曲がりくねっていたことからいう。
りゅう‐びん【竜鬢】
「竜鬢筵(りゅうびんむしろ)」の略。
りゅうびん‐むしろ【竜鬢筵】
藺(い)に色染めの藺をまぜて、文様を織り出したむしろ。花ござの類。
りゅう‐ま【竜馬】
「りゅうめ(竜馬)2」に同じ。
りゅう‐みゃく【竜脈】
風水で、起伏しながら連なる山並みをいう。その中を地気が流れるという。→竜穴
りゅう‐め【竜馬】
1 非常にすぐれた馬。駿馬(しゅんめ)。りょうめ。りょうば。たつのうま。 2 将棋で、角(かく)の成ったもの。成り角。俗に「りゅうま」とも読む。
竜馬(りゅうめ)の躓(つまず)き
どんなすぐれた人にも失敗のあることのたとえ。猿も木から落ちる。
りゅう‐もん【竜紋/竜文/竜門/流紋】
1 想像上の動物である竜をかたどった文様。 2 太い糸で平織りにした絹織物。織り目は斜めで地は厚い。江戸時代には袴(はかま)や帯地などに用いた。
りゅうもん【竜門】
中国、河南省洛陽の南の地。伊河を挟んで東西に対峙する山が門を思わせる。竜門石窟(せっくつ)がある。伊闕(いけつ)。 中国、黄河中流の急流。山西省河津と陝西(せんせい)省韓城との境付近にある。...
竜門(りゅうもん)原上(げんじょう)の土(つち)に骨(ほね)を埋(うず)むとも名(な)を埋(う)めず
《白居易「題故元少尹集」から。元宗簡の遺文の序として述べた句で、肉体は竜門に葬られたが、書き残した遺文30巻は立派なものなので、その名声は後世に残るという意》死後に立派な名を残すこと。