どう‐じ【童子/童児】
1 幼い少年。子供。わらわ。「三歳の—でもわかる話だ」 2 貴人の身のまわりの世話をする、召し使いの少年。 3 《(梵)Kumāraの訳》 ㋐仏の王子、すなわち菩薩(ぼさつ)のこと。 ㋑仏・菩薩...
どうじきょう【童子教】
江戸時代、寺子屋の教科書として広く利用された教訓書。1巻。作者未詳。鎌倉後期の成立という。童子を対象とした教訓を漢文体五言320句に記したもの。
どうじきょう‐ほう【童子経法】
密教で、乾闥婆(けんだつば)王か不動明王を本尊とし、小児の病気・災厄を除き、また安産を祈る修法。
どうじくん【童子訓】
江戸中期の教訓書。5巻。貝原益軒著。宝永7年(1710)刊。儒学の立場から、児童教育についての意見を述べたもの。和俗童子訓。益軒十訓の一。
どうじ‐ごうし【童子格子】
《酒呑(しゅてん)童子の着衣の模様から》子持ち筋のある太い格子縞。
どうじもん【童子問】
江戸中期の儒学書。3巻。伊藤仁斎著。宝永4年(1707)刊。問答体で著者の思想を述べたもの。