こたんのくちぶえ【コタンの口笛】
石森延男の長編小説。アイヌの父親と和人(日本人)の母親との間に生まれた主人公の成長を描く。昭和32年(1957)刊行。昭和34年(1959)、成瀬巳喜男監督により映画化。
こ‐てき【鼓笛】
太鼓と笛。
こどものふしぎなつのぶえ【子供の不思議な角笛】
《原題、(ドイツ)Des Knaben Wunderhorn》マーラーの歌曲集。全10曲。1892年から1898年にかけて、ピアノまたは管弦楽の伴奏付きの作品として作曲。歌詞はドイツロマン派の文...
こま‐ぶえ【駒笛】
篠竹(しのだけ)の一端を、斜めに切り落として作った笛。コマドリの鳴き声に似た音を出し、誘い出すのに用いる。
こま‐ぶえ【高麗笛/狛笛】
雅楽に用いる楽器の一つで、竹製の横笛。長さ約36センチ、内径約1センチ。指孔6個で、鋭く高い音を出す。高麗楽や東遊(あずまあそ)びに用いる。細笛(ほそぶえ)。
ごう‐てき【号笛】
合図のために吹く笛。
さぎ‐ふえ【鷺笛】
ヨウジウオ目サギフエ科の海水魚。全長約20センチ。体色は淡紅色で腹が白い。吻(ふん)が細長く、背びれに長いとげがある。
ささ‐ぶえ【笹笛】
笹の葉を唇に当てて笛のように吹き鳴らすこと。また、そのもの。
さんろ‐が‐ふえ【山路が笛】
山路が吹いた草刈り笛。恋心を寄せる道具とされる。
しか‐ぶえ【鹿笛】
猟師が鹿をおびき寄せるために吹く、鹿の鳴き声に似せた笛。竹や角に鹿の胎児の皮やヒキガエルの皮を張る。ししぶえ。《季 秋》