あずま‐ざさ【東笹】
イネ科の植物。本州の中北部の山野に生える。高さ約2メートル。葉は3〜5枚つく。
あずま‐ねざさ【東根笹】
イネ科の常緑または半常緑性の植物。群生し、葉は小枝の先に6、7枚つき、先が鋭くとがる。穂は緑色または紫色。竹の子は細長く、皮は暗緑色または紫色。関東や東北地方に分布。
いささ‐おざさ【いささ小笹】
わずかばかりの笹。背の低い竹の意とする説もある。「後ろは山、前は野辺、—に風騒ぎ」〈平家・灌頂〉
おかめ‐ざさ【阿亀笹】
ササの一種。高さ1、2メートル。節から短い枝が5本出て、長楕円形の葉をつける。東京浅草の酉(とり)の市で、これにおかめの面をつるして売ったのでいう。植え込みや垣根に用いる。豊後(ぶんご)笹。五枚...
お‐ざさ【小笹】
ササ。「—の上の玉あられ」〈謡・昭君〉
かぐら‐ざさ【神楽笹】
《神楽の採物(とりもの)に用いるところから》オカメザサの別名。
くまい‐ざさ【九枚笹】
1 ネマガリダケの別名。 2 紋所の名。9枚の笹の葉を図案化したもの。
くま‐ざさ【隈笹/熊笹】
イネ科の植物。山地に自生。葉は幅の広い長楕円形で、冬に縁が枯れて白色にくま取られる。 [補説]書名別項。→隈笹
くまざさ【隈笹】
渡辺水巴の句集。昭和10年(1935)刊行。
こ‐ざさ【小笹】
葉の小さな丈の低い笹。おざさ。