すじ‐だ・つ【筋立つ】
[動タ五(四)]筋が張る。筋張る。「—・った腕」 [動タ下二]「すじだてる」の文語形。
すじ‐だて【筋立て】
1 話や論理などの展開の仕方。また、その順序だった構成。話の骨組み、仕組み。「作品の大体の—」 2 ⇒毛筋立(けすじた)て
すじ‐だ・てる【筋立てる】
[動タ下一][文]すぢだ・つ[タ下二] 1 話の筋道を立てる。「—・てて説明する」 2 毛髪のくせを直す。毛筋をととのえる。「上村のおみよ様が、—・ててくれなさった大事の髩(たぶ)を損なうて」〈...
すじ‐ちがい【筋違い】
[名・形動] 1 ある物に対して斜めの方向に位置すること。すじかい。「郵便局の—に交番がある」 2 道理にはずれた言動をするさま。「—な要求」 3 見当違い。おかど違い。「私に苦情を言うのは—だ...
すじ‐な・い【筋無い】
[形][文]すぢな・し[ク] 1 すじが通らない。道理に合わない。見当はずれだ。「一旦条約せし事を—・く破らんとする時は」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 素性がよくない。由緒正しくない。「元来—・き...
すじ‐にく【筋肉】
牛や豚などの、筋が集まっていて堅い肉。
すじ‐はこび【筋運び】
小説や戯曲などの、話の進め方。「巧みな—の推理小説」
すじ‐ば・る【筋張る】
[動ラ五(四)] 1 筋が表面に張り出る。筋が盛り上がっている。「—・った腕」 2 筋肉がひきつれる。筋肉がつっ張る。「気臆(きおくれ)がして足が—・ると」〈鏡花・高野聖〉 3 話や態度などが堅...
すじ‐ひき【筋引き】
1 筋をつけること。細い線を引くこと。また、そのための器具。 2 ⇒筋切り
すじ‐ひとつば【筋一つ葉】
ヤブレガサウラボシ科の常緑、多年生のシダ。暖地に分布、日陰地に群生し、高さ30〜60センチ。葉は栄養葉と胞子葉とがあり、栄養葉は広い卵形で葉脈が隆起している。