つくば‐ならい【筑波東北風】
筑波山の方角から吹いてくる風。北東風。つくばおろし。「襟につめたき春風は、—か、富士南(=南西風)、吹雪厭うて来たりける」〈伎・三人吉三〉
つくば‐ね【筑波嶺】
筑波山の古名。「—に雪かも降らるいなをかもかなしき児ろが布(にの)乾(ほ)さるかも」〈万・三三五一〉
つくば‐の‐みち【筑波の道】
連歌の異称。日本武尊(やまとたけるのみこと)が筑波を過ぎて甲斐国の酒折(さかおり)の宮に着いたとき、「新治(にひばり)筑波を過ぎて幾夜か寝つる」と歌ったのに対し、火ともしの翁(おきな)が「かがな...
つくば‐はく【筑波博】
《多く「つくば博」と書く》昭和60年(1985)3月17日から9月16日までの間、筑波研究学園都市で開催された国際博覧会(特別博)。テーマは「人間・住居・環境と科学技術」。48か国と37国際機関...
つくば‐はちじゅうご【筑波'85】
《多く「つくば'85」と書く》⇒筑波博
つくば‐ばんぱく【筑波万博】
《多く「つくば万博」と書く》⇒筑波博
つくばみらい
茨城県南西部にある市。鬼怒川・小貝川が流れる田園地帯で、つくばエクスプレス沿線を中心に東京のベッドタウンとして開発が進む。平成18年(2006)3月に伊奈町・谷和原(やわら)村が合併して成立。人...
つくばもんどう【筑波問答】
南北朝時代の連歌論書。1巻。二条良基著。正平12=延文2年(1357)以後、文中元=応安5年(1372)以前に成立。連歌の沿革・故実・風体・作法などを問答式で論じる。
つくま【筑摩/筑馬】
滋賀県米原(まいばら)市の地名、朝妻筑摩(あさづまちくま)のこと。中世には琵琶湖の港。
つくま‐まつり【筑摩祭】
滋賀県米原(まいばら)市の筑摩神社で5月8日(古くは陰暦4月1日)に行われる祭礼。古来、御輿(みこし)に従う女性がひそかに関係をもった男性の数だけ鍋をかぶったというが、現在は少女が作りものの鍋を...