いお‐ち【五百箇】
「いおつ」に同じ。「珠洲(すず)の海人の沖つ御神にい渡りて潜(かづ)き取るといふ鮑玉(あはびたま)—もがも」〈万・四一〇一〉
いお‐つ【五百箇】
(多く名詞の上に付き、接頭語的に用いて)500、または数の多いことを表す。「朝狩りに—鳥立て夕狩りに千鳥踏み立て」〈万・四〇一一〉
いっ‐か【一箇/一個】
(あとに助数詞を伴って、また帯分数の一部として用いる)一つ。いち。「—月」「—所」「—三分の一」
いっ‐こ【一個/一箇】
1 物ひとつ。 2 人を物のようにみなしていう語。人ひとり。「単に—の民間人にすぎない」 3 水田用水などの流水量の単位。毎秒1立方尺。
か【箇/個/个】
[接尾]助数詞。数を表す漢語に付いてものを数えるのに用いる。「三—月」「五—条」「数—所」 [補説]「箇」の略体「个」を「ケ」と略したところから、「三ヶ月」のようにも書く。この「ケ(ヶ)」は、「...
か【箇】
[常用漢字] [音]カ(呉)(漢) コ(唐) 〈カ〉個別のものを数える語。「箇所・箇条/三箇日(さんがにち)」 〈コ〉 1 に同じ。「一箇」 2 物や場所を指す語。これ。この。「箇中/好箇...
こ【個/箇】
[名](個)一つの物。一人の人。「—を重んじる」 [接尾]助数詞。物の数を数えるのに用いる。「リンゴ三—」→か(箇) [補説]は「ケ(ヶ)」とも書く。俗に、学年や年齢を数えるのに用いる。「...
こ【火/箇】
〈火〉⇒か 〈箇〉⇒か
こ‐こ【個個/箇箇】
いくつかあるうちの一つ一つ。おのおの。それぞれ。「—の契約」「—に責任をもつ」
しゃ‐こ【這箇】
[代]これ。これら。この。「—の消息を瞥見し得たるに」〈河上肇・貧乏物語〉 [補説]宋の時代に、「これ」「この」の意味を「遮個」「適箇」と書いたが、この「遮」「適」の草書体を「這」と混同したこと...