算用(さんよう)合(あ)って銭(ぜに)足(た)らず
⇒勘定合って銭足らず
さんよう‐じょう【算用状/散用状】
中世、荘園年貢の収支決算書。結解状(けちげじょう)。
さんよう‐すうじ【算用数字】
筆算に使用する数字。0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10種のアラビア数字のこと。
さんよう‐だて【算用立て】
帳簿などを計算しなおして収支を検査すること。「前髪もある私が親ほどな山城屋、—も申しにくし」〈浄・淀鯉〉
算(さん)を置(お)・く
1 算木を並べて占う。 2 算木で計算する。「手づから終夜—・きける」〈愚管抄・五〉
算(さん)を散(ち)ら・す
算木をばらばらにする。ちりぢりばらばらになる。算を乱す。「海には兵船数万艘を浮かべて—・せるが如く」〈盛衰記・三六〉
算(さん)を乱(みだ)・す
算木を乱したように、ちりぢりばらばらになる。散乱する。算を散らす。「机だの、卓子(テイブル)だの、—・した中を拾って通った」〈鏡花・婦系図〉
そろ‐ばん【算盤/十露盤/珠盤】
1 日本や中国で用いる計算器具。底の浅い横長の箱を上下二段に分け、縦一行ごとに上段に1個または2個、下段に4個または5個の串(くし)刺しの珠(たま)を置いたもの。上段の珠は五を、下段の珠はおのお...
そろばん‐うらない【算盤占い】
そろばんで吉凶を判断する占い。算易(さんえき)。
そろばん‐かんじょう【算盤勘定】
金銭的な損得についての勘定。金銭勘定。「その仕事は—抜きで引き受けよう」