かん【箝】
[音]カン(慣) ケン(漢) [訓]はさむ くびかせ 挟んで動きを封じる。「箝口令(かんこうれい)」
かん‐こう【箝口/鉗口】
《「けんこう」の慣用読み》 1 口をつぐんでものを言わないこと。 2 他人にものを言わせないこと。
かんこう‐れい【箝口令/緘口令】
ある事柄に関する発言を禁じること。「—を敷く」
かん・する【箝する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《竹ではさむ意から、「口を箝する」の形で用いて》声を出さない。また、発言させない。「晩鶯口を—・して」〈織田訳・花柳春話〉
けん‐こう【鉗口/箝口】
⇒かんこう(箝口)
すげ‐かえ【挿げ替え/箝げ替え】
すげかえること。つけかえ。「刃の—がきく」
すげ‐か・える【挿げ替える/箝げ替える】
[動ア下一][文]すげか・ふ[ハ下二] 1 新しく別のものをすげてつけ替える。「鼻緒を—・える」 2 ある人をその地位からはずして、別の人をつける。「局長の首を—・える」
す・げる【挿げる/箝げる】
[動ガ下一][文]す・ぐ[ガ下二]はめ込む。差し込む。また、そのようにしてとりつける。「人形の首を—・げる」