ふし‐こ【節蚕】
膿病(のうびょう)にかかり、環節がふくらんで節状になった蚕。
ふしこぶ‐だ・つ【節瘤立つ】
[動タ五(四)]節や瘤が多くて、ごつごつしている。「—・ちたる腕を扼(やく)して」〈魯庵・社会百面相〉
ふし‐ごと【節事】
義太夫節で、歌謡風に細かく節をうたう部分。道行や景事(けいごと)など。
ふし‐だか【節高】
イノコズチの別名。
ふし‐だ・つ【節立つ】
[動タ四]茎が伸びて節があらわれる。また、ふしくれだつ。「けふみれば—・つほどになりにけりあけば門田の早苗とりてむ」〈丹後守為忠百首〉
ふし‐ぢか【節近】
[名・形動ナリ]竹などの節の間隔が密なさま。また、そのような竹。「三年竹の—なるを少し押し磨きて」〈古活字本保元・中〉
ふし‐づくり【節旁】
漢字の旁(つくり)の一。「印」「即」「危」などの「卩」や「㔾」の称。
ふし‐づけ【節付け】
[名](スル)歌詞に節をつけること。作曲。「古詩に—する」「三味線で—する」
ふし‐どころ【節所】
浄瑠璃などで、節の聞かせどころ。
ふし‐の‐ま【節の間】
節と節との間。転じて、ほんの少しの間。「なには潟(がた)短きあしの—も逢はでこの世を過ぐしてよとや」〈新古今・恋一〉