そう【簇】
[音]ソウ(漢) ゾク(慣) [訓]むらがる 群がり集まる。「簇出・簇生」
そう‐しゅつ【簇出】
[名](スル)《慣用読みで「ぞくしゅつ」とも》群がり出ること。「新興宗教が—する」
そう‐せい【叢生/簇生】
[名](スル)草木などが群がって生えること。「葦(あし)の—する水辺」
そう‐そう【簇簇】
[ト・タル][文][形動タリ]群がり集まるさま。ぞくぞく。「この植物は、茎の先に、—として花をつけた」〈芥川・煙草と悪魔〉
ぞく‐しゅつ【簇出】
[名](スル)「そうしゅつ(簇出)」の慣用読み。
ぞく‐せい【族生/簇生】
[名](スル)「叢生(そうせい)」に同じ。「小さい花が—しているが」〈寅彦・病室の花〉
ぞく‐ぞく【簇簇】
[ト・タル][文][形動タリ]「そうそう(簇簇)」の慣用読み。
ぞく‐ちゅう【簇柱/族柱】
ゴシック建築で、外見上細い円柱が多数組み合わさったように見える1本の柱。クラスタードコラム。
ぞく【蔟/簇】
⇒まぶし(蔟)
むら【群/叢/簇】
むらがっていること。また、そのもの。むれ。多く、他の名詞に付けて用いる。「—すずめ」「草—」