にわ‐こ【庭籠】
庭に置き小鳥などを入れて飼うかご。「三十七羽すぐりて、これを—に入れさせ」〈浮・男色大鑑・八〉
はた‐ご【旅籠】
1 「旅籠屋(はたごや)」に同じ。 2 昔、旅行のとき、馬の飼料を入れて運んだ竹籠。〈和名抄〉 3 旅行用の食物や日用品を入れた籠。また、それに入れた食物。「食物は郡(こほり)に知られずして—を...
はな‐かご【花籠】
1 草花を摘み入れたり、切り花などを盛ったりする籠。はなこ。花筐(はながたみ)。 2 散華(さんげ)を入れる籠。けこ。
はや‐かご【早駕籠】
急いで走らせる駕籠。特に、早打ちの使者を乗せた駕籠。はやうちかご。
はり‐かわご【張り皮籠】
外側を皮または紙で張った葛籠(つづら)。「これは—、こちらは衣類の藤行李」〈浄・千本桜〉
はり‐こ【張(り)子/張り籠】
1 型に紙を何枚も張り重ね、乾いてから中の型を抜き取って作った細工物。張り抜き。 2 木や竹組みの上に紙を何枚も張り重ねて作ったもの。張りぼて。
はん‐ろう【樊籠】
《「ばんろう」とも》 1 鳥かご。 2 人の身を束縛するもの。「僕はここに—を出ずるの機会を得た」〈蘆花・思出の記〉 3 仏語。煩悩(ぼんのう)に縛られていること。
ひきど‐かご【引(き)戸駕籠】
乗り降り口に、簾(すだれ)の代わりに引き戸をつけた駕籠。身分の高い者が用いた。
ひげ‐かご【髭籠/鬚籠】
「ひげこ」に同じ。
ひげ‐こ【髭籠/鬚籠】
竹や針金を編んで、編み残しの端を、ひげのように延ばしたかご。贈り物などを入れるのに用いた。泥鰌籠(どじょうかご)。ひげかご。