あい‐かご【相駕籠】
二人で一つの駕籠に相乗りすること。あいあいかご。「あの子をせめて—で、いざおぢゃやと抱き寄するを」〈浄・阿波鳴渡〉
あい‐なか【相中/相仲】
1 物と物との間。中間。「いつ迄人と馬の—に寝ていたかわれは知らぬ」〈漱石・草枕〉 2 気の合っている仲。「お父様とお母様と己との—をつつき」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あい‐ぼう【相棒】
1 駕籠(かご)やもっこなどを一緒にかつぐ相手。 2 一緒に仕事などをする相手。仲間。パートナー。
あさ‐ま【浅ま】
[形動ナリ] 1 浅いさま。奥深くなくむき出しのさま。「忍ぶ姿も現れて、—になりぬさりながら」〈謡・玉井〉 2 簡単で粗末なさま。「是程に—なる平城(ひらじゃう)に、主上、上皇を籠め進(まゐ)ら...
当(あ)たりを取(と)・る
1 興業・商売などで、企画したことが好評を得て成功する。「人情喜劇で—・る」 2 およその見当をつける。「お熊が亭主といふことは、—・って置いたのだ」〈伎・灯籠菊桐〉
あと‐げつ【後月】
先月。前の月。「—二一日お泊番(とまりばん)の時」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あと‐ばこ【後箱】
大名行列で、馬や駕籠(かご)のあとに続く、調度品や小道具を入れた挟み箱。⇔先箱。
あと‐ぼう【後棒】
駕籠(かご)や輿(こし)の担ぎ棒の後ろのほうを担ぐ者。後肩(あとかた)。⇔先棒(さきぼう)。
あぶり‐こ【焙り籠/炙り子】
1 炭火の上に置いて、衣類などを掛けて乾かす竹のかご。あぶりかご。伏せ籠(ご)。 2 餅(もち)などを焼く鉄製の網。
あみすて‐かご【編(み)捨て籠】
中央部だけを籠形に編んで、周囲は編みかけにしたままの竹籠。魚を煮るときに形を崩さないために用いる。