粋(すい)を利(き)か・す
物事の処理に粋人ぶりを発揮する。特に男女間の愛情に関して、第三者がものわかりよくとりさばく。「—・して二人の仲をとりもつ」
すれ‐もの【擦れ者】
1 世間慣れしている者。また、悪ずれしている者。「宝といふ字の消ゆる程、今は世の—となりける」〈浮・永代蔵・三〉 2 遊里の事情に精通して、遊びなれている者。粋人。「両方—、後は金銀の沙汰にもあ...
つう‐じん【通人】
1 ある事柄、特に趣味的なことに精通している人。「角界の—」 2 人情の機微、特に男女間のことに深い思いやりのある人。 3 花柳界の事情に通じている人。粋人(すいじん)。
とおり‐もの【通り者】
1 広く世間に名の知られている者。「岩橋という瓦屋のむすこで、いじめっ子の—であった」〈中勘助・銀の匙〉 2 世態・人情によく通じた人。また、遊里で遊びなれた人。粋人。通人。「おじは—である。—...
わけ‐しり【訳知り/分け知り】
1 遊里の事情によく通じていること。また、その人。粋人。通人。 2 物事の事情を心得ていること。また、その人。「—顔にものを言う」