ぼうこう‐えん【膀胱炎】
膀胱の粘膜の炎症。主に細菌の感染によって起こり、女性に多い。尿が近くなり、排尿時に痛みがある。
ぼうこう‐がん【膀胱癌】
膀胱の粘膜に発生する癌。血尿がみられる。アニリン系染料・ベンジンなどを扱う職業やヘビースモーカーに発生率が高いといわれる。
ポエム【POEM】
《peroral endoscopic myotomy 》食道下部の括約筋が緊張し、食べた物が胃に入りにくくなる、食道アカラシアという病気に対して行われる根治手術。口から内視鏡を挿入して、食道下...
ポリポーシス【polyposis】
一定部位の粘膜面に無数のポリープが一面に広がって発生する疾患。消化管、特に大腸粘膜に発生することが多く、血便や腹痛をきたし、癌(がん)化することも少なくない。家族性大腸ポリポーシスは、思春期前後...
ポリープ【polyp】
1 ⇒ポリプ 2 皮膚や粘膜の表面に、キノコ状に盛り上がるはれもの。米粒大から親指大で、球・楕円・卵形など。炎症性と良性腫瘍(しゅよう)性とがあり、まれに悪性腫瘍に変化する。茸腫(きのこしゅ)。
まく【膜】
[常用漢字] [音]マク(呉) 1 体内の器官を覆い、また仕切る薄い皮。「角膜・隔膜・鼓膜・粘膜・脳膜・皮膜・腹膜・肋膜(ろくまく)」 2 物の表面を覆う薄い皮。「被膜・半透膜」
マルト‐リンパしゅ【MALTリンパ腫】
粘膜に付随するリンパ組織(MALT:mucosa-associated lymphoid tissue)に発生する腫瘍。胃・小腸のほか肺・唾液腺・涙腺・甲状腺などにできる。
み‐らい【味蕾】
脊椎動物の味覚器。主に舌の粘膜の乳頭に分布する、花の蕾(つぼみ)状の器官。頂部の小孔から味の刺激を受け、味覚神経に伝える。味覚芽。
ムチン【mucin】
動物の上皮細胞・粘膜・唾液腺などが産生する粘性物質の総称。糖たんぱく質の一種で、アミノ酸がつながったポリペプチド鎖に糖鎖が枝状に結合した構造をもつ。
めんえきグロブリン‐エー【免疫グロブリンA】
免疫グロブリンの一つ。血液中では2本の軽鎖と2本の重鎖からなるY字型(単量体)、粘膜や母乳中ではこれが2つ結合した二量体の形で存在する。分子量約16万(単量体)。涙・唾液・鼻汁・腸液・乳汁などに...