ねんえき‐しつ【粘液質】
ヒポクラテスの体液説に基づく気質の分類の一。感情の起伏が少なく、粘り強い気質。→黒胆汁質 →多血質 →胆汁質
ねんえき‐すいしゅ【粘液水腫】
甲状腺機能低下症の重いもの。押してもへこまないむくみができ、特有の顔つきや、動作が緩慢になるなどの症状を呈する。
ねんえき‐せん【粘液腺】
主に体表に粘液を分泌する腺。動物では消化管などに多数分布する。昆虫では雌の膣に開口するものをいい、産卵時に卵を粘着させる物質を分泌する。植物では食虫植物などにみられる。
ねん‐きん【粘菌】
⇒変形菌
ねんけつ‐たん【粘結炭】
加熱すると一部が溶融し、ガス・タールなどを発生したのち多孔質の硬いコークスとなる石炭。製鉄に用いる。
ねん‐せい【粘性】
1 ねばる性質。ねばりけ。 2 流体の内部に働く抵抗。流体の速度が流れの中の各点で異なるとき、速度をならして一様にしようとする性質。
ねんせい‐けいすう【粘性係数】
⇒粘性率
ねんせい‐ダンパー【粘性ダンパー】
地盤と建物の間に設置される免震装置の一種。シリコーン油などの粘性流体を密閉封入したシリンダーとピストンで構成され、建物に伝わる地震の揺れを粘性流体の摩擦抵抗により低減するはたらきをもつ。
ねんせい‐ていこう【粘性抵抗】
⇒摩擦抵抗
ねんせい‐りつ【粘性率】
流体の粘性の度合い。流体の速度が、流れに垂直なある面で異なるとき、その速度の勾配に比例して働く摩擦力の大きさ。気体では温度とともに増加するが、液体では減少する。内部摩擦係数。粘性係数。粘度。