ほ‐しょう【補償】
[名](スル) 1 損失を補って、つぐなうこと。特に、損害賠償として、財産や健康上の損失を金銭でつぐなうこと。「労働災害を—する」「公害—裁判」「—金」 2 心理学で、身体的・精神的な原因によっ...
ホスピス【hospice】
末期癌(がん)患者など死期の近い病人を対象に、延命処置を行わず、身体的苦痛を和らげ、精神的援助をして生を全うできるように医療を行う施設。1967年ロンドン郊外にできたものに始まるが、中世ヨーロッ...
ホーム‐ケア【home care】
癌(がん)の末期患者などを自宅に戻し、医師や看護師が定期的に訪問して治療・看護を行う医療制度。自宅で家族と過ごすことの精神的充足と、医療費節減の意味がある。在宅看護。
ボウルビー【John Bowlby】
[1907〜1990]英国の精神科医。非行歴のある子供の生育歴や母親との別離を経験した子供の反応などを調査・研究し、子供の精神的健康には母性的愛情が必要であるとする愛着理論を提唱した。
ぼし‐カプセル【母子カプセル】
過剰に密着した母親と子供の関係をいう言葉。通常は子の成長にともなってカプセル(母子一体の世界)が破れ社会性を身につけるが、自我形成期を過ぎても密着関係が続くと、母子が共依存に陥り、子の精神的成長...
マゾヒズム【masochism】
相手から精神的、肉体的苦痛を与えられることによって性的満足を得る異常性欲。オーストリアの小説家ザッヘル=マゾッホの名からの語。被虐性愛。マゾ。⇔サディズム。
マニエリスム【(フランス)maniérisme】
ルネサンスからバロックへの移行期に興った、絵画を中心とする芸術様式。社会的な混乱による精神的危機を反映し、錯綜(さくそう)した空間構成、非現実的な色彩法、幻想的寓意(ぐうい)性など、極度の技巧性...
まのやま【魔の山】
《原題、(ドイツ)Der Zauberberg》トマス=マンの長編小説。1924年刊。青年ハンス=カストルプが、スイスのサナトリウムで7年間の療養生活を送る間にさまざまな思想や性格の持ち主と出会...
まやく‐ちゅうどく【麻薬中毒】
麻薬を繰り返し用い続けたために、精神的、身体的に依存するようになり、正常な生活が営めなくなった状態。
まん‐ぼう【万法】
仏語。物質的、精神的なすべての存在。また、それがもつ真理・法則。諸法。ばんぽう。