おうがいのせいしん【鴎外の精神】
唐木順三による評論。昭和18年(1943)刊。森鴎外を通じて、近代化の波の中での日本人の精神の有り様を論じる。
オリンピック‐せいしん【オリンピック精神】
⇒オリンピズム
きかがくてき‐せいしん【幾何学的精神】
パスカルの用語。幾何学の方法に示されるように、少数の原理から出発して秩序正しく推論を継続していく合理的な認識の精神。⇔繊細の精神。
きゃっかんてき‐せいしん【客観的精神】
ヘーゲルの精神哲学における概念。精神の発展段階で、主観的精神から絶対的精神へと展開する中間の段階に位置するもの。具体的には法・道徳・人倫という諸形態で顕現する。
こう‐せいしん【向精神】
精神の状態や機能に影響を及ぼすことやもの。「—薬」
こくみん‐せいしん【国民精神】
1 その国民が共通して持っている固有の気質・精神。 2 国民は自己を犠牲にして国家のために尽くすべきであるとする精神。
こんせい‐じん【金精神/金勢神】
金属・石・木などで男根にかたどったものや、それに形の似た自然石を神体として祭った神。
シェークスピアとドイツせいしん【シェークスピアとドイツ精神】
《原題、(ドイツ)Shakespeare und der deutsche Geist》グンドルフによる評論。1911年刊。ドイツにおけるシェークスピアの受容について、ドイツ文学の精神性をからめ...
じだい‐せいしん【時代精神】
ある時代を支配し特徴づけるような普遍的な精神、または意識。
じだいのせいしん【時代の精神】
《原題The Spirit of the Age》ハズリットによる評論。1825年刊。同時代の文学者・哲学者・政治家などを取り上げ批評した著者の代表作。