しょうじん‐けっさい【精進潔斎】
[名](スル)肉食を断ち、行いを慎んで身を清めること。「—して祈願する」
しょうじん‐なます【精進膾】
魚介類を用いないで、野菜や果物を材料にしてつくったなます。
しょうじん‐ばら【精進腹】
精進物ばかりを食べている腹。粗食して栄養物をとっていない腹。「朝(あした)の豆腐売りさへ稀に、なほ—のどこやら物淋しく」〈浮・一代男・二〉
しょうじん‐び【精進日】
祖先の忌日など、精進をすべき一定の日。斎日。
しょうじん‐ふくさ【精進袱紗】
仏事の贈り物などに用いる袱紗。白・浅葱(あさぎ)色などに定紋または蓮華の模様などをつける。
しょうじん‐まげ【精進髷】
女性の髪型の一。葬列に加わるときなどのもので、多くはつぶし島田。不幸髷。泣き島田。死去髻(しきょたぶさ)。
しょうじん‐もの【精進物】
野菜や穀物などを主とする、肉類を使わない食べ物。⇔生臭物(なまぐさもの)。
しょうじん‐や【精進屋】
1 祭りや参詣の前に、心身を清めるためにこもる建物。 2 精進料理・精神揚げなどを商う店。
しょうじん‐やど【精進宿】
(近畿地方などで)葬式のときに、会葬者に出す食事の調理をする家。死によってけがれた喪家の火を忌み、近隣の家で調理する。
しょうじん‐りょうり【精進料理】
魚介類や肉類を用いず、穀物・野菜などを主とする料理。殺生を戒める大乗仏教の考え方に由来。⇔生臭(なまぐさ)料理。