べにさし‐ゆび【紅差(し)指】
紅をつけるときに用いる指。くすりゆび。べにつけゆび。
べに‐ざけ【紅鮭】
サケ科の海水魚。全長約60センチ。体色は背側と各ひれが青黒色、腹側が銀白色。外洋を回遊し、秋、繁殖のため、上流に湖のある川を上る。このとき雌雄とも頭と尾びれのほかは鮮紅色の婚姻色を示す。北太平洋...
べに‐ざら【紅皿】
化粧用の紅を塗りつけてある小皿。指先や筆で溶いて用いる。皿紅。
べにざら‐かけざら【紅皿欠皿】
継子(ままこ)話の一。継子で美しい娘欠皿を、継母とその実子の醜い紅皿がいじめるが、結局、欠皿は高貴な人と結婚して幸福になる。「鉢かずき」「シンデレラ」など、同系統の説話が世界各地に分布。→糠福米...
べに‐しじみ【紅小灰蝶】
シジミチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約3センチ。翅は光沢の強い橙赤色に数個の黒紋が散在。幼虫の食草はギシギシ・スイバなど。
べに‐したば【紅下翅】
ヤガ科の昆虫。翅(はね)の開張7センチくらい。前翅は灰色、後ろ翅は桃紅色で2個の黒い帯がある。幼虫はヤナギ類につく。
べに‐しだ【紅羊歯】
オシダ科の常緑の多年生のシダ。林下にみられ、根茎から束生する。葉柄は長く、黒褐色の鱗片(りんぺん)が密生。葉は長さ30センチ〜1メートルで、羽状に裂けており、裏面につく胞子嚢(ほうしのう)は若い...
べに‐しぼり【紅絞(り)】
紅色の絞り染め。
べに‐しょうが【紅生姜】
ショウガを、赤ジソや食紅を加えた梅酢に漬けたもの。
べに‐すずめ【紅天蛾】
スズメガ科の昆虫。翅(はね)の開張6センチくらいで、全体に紅桃色。後ろ翅(ばね)の基部に黒紋がある。幼虫の食草はカワラマツバ・ホウセンカなど。