なか‐くれない【中紅】
染め色の名。中間のくれない色。韓紅(からくれない)と淡紅(うすくれない)との間の色。
ねり‐べに【練(り)紅/煉り紅】
油などで練った泥状の紅。
のり‐べに【血紅/糊紅】
歌舞伎の小道具の一。紅色の染料にうどん粉などを入れて煮たもの。血が流れ出たように見せるときなどに用いる。→卵紅
はなはくれない【花はくれない】
佐藤愛子の長編小説。副題「小説佐藤紅緑」。昭和42年(1967)刊。父、紅緑の半生を娘の視点から描く。
ひたくれない【ひたくれなゐ】
斎藤史の歌集。昭和51年(1976)刊行。翌年、第11回迢空(ちょうくう)賞受賞。
ひた‐くれない【直紅】
[名・形動ナリ]全体に紅色であること。また、そのさま。「誰が蒔(ま)きし紅なれば三輪山を—に匂はせるらむ」〈古今六帖・五〉 [補説]書名別項。→ひたくれなゐ
ひゃくじつ‐こう【百日紅】
サルスベリの別名。《季 夏》
べに【紅】
1 紅色の顔料。ベニバナの花びらから製したもの。絵の具・染料・化粧品や食品の着色料などに用いる。 2 紅色。くれない。 3 口紅。また、ほお紅。「—をさす」「—を引いた唇」 4 紅花のこと。
ほお‐べに【頰紅】
ほおにつけるべに。チーク。チークカラー。
ぼう‐べに【棒紅】
棒状の口紅。リップスティック。