あや‐ぎれ【文切れ/紋切れ】
発音などがはっきりしていること。歯切れがよいこと。「言葉の—せぬことのみ多し」〈浮・一代女・一〉
もん【紋/文】
1 物の表面に表された図形。あや。紋様。「波形の—を描く」 2 代々その家で定め伝えられる家のしるし。紋所。定紋(じょうもん)。「—のついた羽織」
もん【紋】
[常用漢字] [音]モン(呉) [訓]あや 1 模様。あや。「紋様/衣紋(えもん)・小紋(こもん)・指紋・地紋・蛇紋・掌紋・声紋・波紋・斑紋(はんもん)・風紋・無紋」 2 家のしるし。「紋章・紋...
もん‐おめし【紋御召】
紋織りの御召縮緬(ちりめん)。紋織り御召。
もん‐おり【紋織(り)】
1 文様を織り出すこと。また、その織物。 2 「紋織物」の略。
もん‐おりもの【紋織物】
平織り・斜文織り・繻子(しゅす)織りなど各種の組織を組み合わせ、また色糸を使って文様を織り出した織物の総称。
もん‐か【紋菓】
⇒御紋菓
もん‐かんばん【紋看板】
江戸時代、歌舞伎劇場の看板の一種。主な役者の名を、それぞれの定紋や役柄の下に1枚ずつに分けて書いたもの。作者や振り付けの名などのものもある。
もん‐がた【紋形】
模様。紋のかた。
もん‐がみ【紋紙】
1 種々の模様をすき込んだ紙。 2 ジャカード機に付随する穴のあいた型紙。 3 紋付きを畳むとき、汚れを防ぐため紋の所にあてる紙。