かみ‐かぶり【紙冠】
陰陽師(おんようじ)や法師が、祈祷(きとう)のとき額につける三角の紙。中世以後、死者につけさせる風習が生じた。紙烏帽子(かみえぼし)。かみこうぶり。
かみ‐がた【紙形】
1 仏像の形を描いて、新造・修理の際に雛形としたもの。 2 紙に描いた肖像画の下絵。
かみ‐ガッパ【紙ガッパ】
桐油紙(とうゆがみ)で作ったカッパ。江戸時代の庶民の雨具。
かみがや‐つり【紙蚊帳吊】
カヤツリグサ科の多年草。高さ2〜3メートル。茎は三角柱で、葉は鱗片(りんぺん)状。夏、茎の先に枝を広げ、淡褐色の花をつける。東ヨーロッパ・アフリカに分布。昔、エジプトで茎から紙を作った。観賞用に...
かみ‐きぬた【紙砧】
《「かみぎぬた」とも》 1 紙を作るために、原料のコウゾの皮を台にのせて木づちでたたくこと。また、その台。《季 秋》 2 歌舞伎下座音楽の一。太鼓の太ばちを打ち合わせて1の音を出すもの。寂しい、...
かみ‐きょうぎ【紙経木】
経木1に似せて作った包装紙。
かみ‐きり【紙切り】
1 紙を切ること。また、そのための小刀。 2 客が注文した物の形を即席で切り抜く寄席演芸。
かみきり‐こがたな【紙切り小刀】
紙を切るのに使う小刀。紙切り。ペーパーナイフ。
かみ‐きれ【紙切れ】
紙の切れ端。また、小さく切った紙。紙片。「—に書きとめる」「—一枚の手続き」
かみ‐くじ【紙籤/紙鬮】
こよりで作ったくじ。