かみ‐ひとえ【紙一重】
1枚の紙の厚さほどのきわめてわずかな違い。「両者の実力は—の差だ」
かみ‐ひねり【紙捻り】
1 和紙を縒(よ)ってひものようにしたもの。紙より。こより。かんぜより。 2 金銭などを紙に包んでひねったもの。おひねり。
かみ‐ひも【紙紐】
紙を縒(よ)って作ったひも。
かみ‐ひょうぐ【紙表具】
書画を紙で表装すること。また、その掛け軸。紙表装。絹表具などに対していう。
かみ‐びな【紙雛】
紙で作った立ち姿の男女一対のひな人形。江戸初期に始まり、のちには座った姿のものもできた。かみひいな。《季 春》
かみ‐ふうせん【紙風船】
花びら形の色紙を、袋状にはり合わせて作った玩具。息を吹き入れて膨らませ、手のひらで打ち上げて遊ぶ。《季 春》 [補説]作品名別項。→紙風船
かみふうせん【紙風船】
岸田国士の戯曲。大正14年(1925)年、「文芸春秋」誌に発表。1幕劇。
かみ‐ふぶき【紙吹雪】
祝賀や歓迎の気持ちを表すために、色紙などを細かく切ってまき散らすもの。「祝勝パレードに—が舞う」
かみ‐ぶくろ【紙袋】
紙で作った袋。かんぶくろ。
かみ‐ぶすま【紙衾】
《「かみふすま」とも》外側を紙で作り、中にわらを入れた粗末な夜具。「尼上は—といふものばかり負ひ着て居られたりけるに」〈著聞集・一二〉