やま‐ばんし【山半紙】
武蔵国から産した粗製の半紙。「—を出して鼻をかむ」〈洒・辰巳之園〉
やわら‐がみ【和ら紙】
大和国吉野から産した薄手の和紙。鼻紙などに用いた。吉野紙。
ゆうかん‐し【夕刊紙】
夕方にだけ発行される新聞。タブロイド判が多い。
ゆ‐し【油紙】
「あぶらがみ」に同じ。
ようかカリウム‐でんぷんし【沃化カリウム澱粉紙】
沃化カリウムとでんぷんとの水溶液に濾紙(ろし)を浸して乾燥させたもの。酸化剤との接触で青色になるため、微量の酸化性物質の検出に用いる。
ようかん‐がみ【羊羹紙】
厚紙に油を塗り、赤黒く色をつけた丈夫な紙。
よう‐し【洋紙】
西洋から伝わった製法で作った紙。木材・わら・ぼろなどのパルプおよびくず紙を機械的、化学的に処理して作る。⇔和紙。
よう‐し【用紙】
ある用途のための、型の定まった紙。「所定の—に書く」「投票—」
ようひ‐し【羊皮紙】
羊・ヤギなどの皮をなめして乾燥・漂白して作った書写材料。前2世紀小アジアのペルガモン地方で考案され、西洋では中世末まで使用。パーチメント。
よこ‐がみ【横紙】
1 漉(す)き目が横に通っている紙。 2 紙の漉き目を横にして使うこと。