すっ‐と・ぶ【素っ飛ぶ】
[動バ五] 1 「飛ぶ」を強めていう語。勢いよく飛ぶ。また、大急ぎで行く。「土俵下へ—・ぶ」「急を聞いて—・んで帰る」 2 急に消え去る。「大成功の知らせに疲れも—・んだ」
すっ‐とぼ・ける【素っ惚ける】
[動カ下一]《「すっ」は接頭語》知っているのにまったく知らないというふりをする。「だれの仕業かわからないと—・ける」
すっ‐とんきょう【素っ頓狂】
[形動]ひどく調子はずれで、まぬけなさま。「—な声をあげる」
すっぱ【素っ破/透っ波】
1 戦国時代、武家が野武士や野盗であった者を取りたてて使った間者。乱波(らっぱ)。忍びの者。 2 ぬすっと。すり。かたり。「それがしは京田舎走りまはって、かくれもなき—ぢゃ」〈虎清狂・禁野〉 3...
すっ‐ぱだか【素っ裸】
1 衣類を何も身につけていないこと。まるはだか。まっぱだか。「—で泳ぐ」 2 財産などをすっかりなくして身一つになること。「倒産して—になる」
すっぱ‐ぬき【素っ破抜き】
1 すっぱ抜くこと。また、すっぱ抜いた事柄。「特ダネの—」 2 刃物を不意に抜くこと。「浪人衆(しゅ)が三人、御酒のうへで—して怪我人もありましたから」〈滑・続膝栗毛・一二〉
すっぱ‐ぬ・く【素っ破抜く】
[動カ五(四)] 1 人の秘密などを不意に明るみに出す。あばく。「汚職の真相を—・く」 2 刀などをだしぬけに抜く。「酔うた振りして—・き」〈伎・霊験曽我籬〉 [補説]すっぱ(忍びの者)が思いが...
すっぱ‐の‐かわ【透っ波の皮】
「すっぱ2」に同じ。「この道の—に出合ひ、徐々(そろそろ)取り上げられ」〈浮・二十不孝・三〉
すっ‐ぴん【素っぴん】
1 (女性の)化粧をしていない顔をいう俗語。よけいな手を加えていない品物・状態についてもいう。素顔。「—の彼女を見てもらう写真集」 2 しらふであることをいう俗語。
す‐てき【素敵/素的】
[形動][文][ナリ]《「すばらしい」の「す」に、接尾語「てき」の付いたものという。「素敵」「素的」は当て字》 1 自分の気持ちに合っていて、心を引かれるさま。非常にすぐれているさま。「—な服装...