きょう‐むらさき【京紫】
赤みのある紫色。つややかで優雅な色合いからそうよばれる。
きん‐し【金紫】
金印と紫綬(しじゅ)。また、それを身につけるような高位・高官。
けし‐むらさき【滅紫】
くすんだ紫色。めっし。
こう‐し【紅紫】
くれないとむらさき。転じて、種々の美しい色。「柱は花鳥を刻みなして、—の色彩を極(きわ)めたるさま」〈眉山・宝の山〉
こだい‐むらさき【古代紫】
薄赤みを帯びた紫色。
こ‐むらさき【濃紫】
濃い紫色。赤みが少なく、ほとんど黒または紺に見える紫色。三位以上の袍(ほう)の色などに用いた。深紫。
し【紫】
[常用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]むらさき 〈シ〉むらさき。「紫煙・紫紺・紫斑(しはん)・紫外線/紅紫」 〈むらさき〉「紫色/青紫・若紫」 [難読]紫陽花(あじさい)・紫雲英(げんげ)
せい‐し【青紫】
1 青色と紫色。また、あおむらさき。 2 《中国の漢の制度で、印綬に公侯は紫、九卿は青を用いたところから》公卿の地位。
たん‐し【淡紫】
薄い紫色。淡紫色。
つくし【筑紫】
古く、九州地方の称。また、特に筑前・筑後にあたる九州北部の称。さらに、大宰府をさすこともある。