はり‐い【針藺】
カヤツリグサ科の一年草。田や湿地に群生し、高さ8〜18センチ。茎は細く、葉はない。夏から秋、卵形から楕円形の淡紫褐色の小さい穂をつける。
はる【遥】
[形動ナリ]遠くまで眺望が開けているさま。はるか。多く「目もはるに」の形で「芽も張る」の意にかけて用いている。「紫の色濃き時は目も—に野なる草木ぞわかれざりける」〈伊勢・四一〉
はる‐じょおん【春女菀】
キク科の二年草。高さ30〜60センチ。全体がヒメジョオンに似るが、茎は中空で、葉の基部は茎を抱き、5月ごろ開花。花は紅がかった白色で、つぼみのときはうなだれている。北アメリカの原産で、日本には大...
はる‐たで【春蓼】
タデ科の一年草。畑や湿地に生え、高さ30〜60センチ。茎は紅紫色、葉は長楕円形で表面に黒斑がある。春、紅紫色の萼(がく)をもつ白い小花を穂状につける。はちのじたで。
はる‐りんどう【春竜胆】
リンドウ科の二年草。日当たりのよい原野に生え、高さ約10センチ。根元の葉は卵形で、対生する。5月ごろ、青紫色の釣鐘形の花を上向きに開く。さわぎきょう。《季 春》「—入日はなやぎてもさみし/敦」
はん【斑】
[常用漢字] [音]ハン(漢) [訓]まだら ふ ぶち 地と違う色の部分が入りまじった模様。また、その部分。まだら。「斑点・斑斑(はんぱん)・斑紋/一斑・虎斑(こはん)・死斑・紫斑・白斑・蒙古斑...
はんごん‐そう【反魂草】
キク科の多年草。中部地方以北の深山に自生。高さ1〜2メートル。茎はやや紫色を帯び、葉は羽状に深く裂けている。7〜9月、多数の黄色い頭状花を開く。若芽は食用。
はんしょう‐づる【半鐘蔓】
キンポウゲ科の落葉性で木質の蔓(つる)植物。山地に生える。葉は3枚の小葉からなる複葉で、対生。初夏、紅紫色の釣鐘形の花を下向きに開く。実に白い毛がある。つりがねかずら。
はん‐どうこう【斑銅鉱】
銅と鉄の硫化物からなる鉱物。赤褐色で金属光沢があり、不透明。正方晶系、まれに等軸晶系。粒状・塊状が多く、空気中で変色して黄・紫色を交え、まだらになる。銅の鉱石。ボーナイト。
はん‐の‐き【榛の木】
カバノキ科の落葉高木。山林中の湿地に自生し、高さ約17メートル。葉は楕円形で縁にぎざぎざがある。早春、葉より先に、黒紫褐色の尾状の雄花穂と紅紫色の楕円状の雌花穂とがつく。実は小さく、松かさ状。水...